音もの

音楽だけが世界語であり、翻訳される必要がない。 そこにおいては魂が魂に働きかける。by J.S.Bach

BABYMETALのSU-METALの顔写真から3DCGソフトでフィギアを作ってみた

スポンサーリンク

f:id:otomono-blog:20150303215001j:plain

これが顔写真をベースにしてDAZ studioという無料の3DCGソフトを使ってBABYMETALのボーカルであるSU-METAL3Dフィギアに変換した時の最初のプレビュー画像です。何もいじっていません。こんなに簡単に実在の人物が3D化できたのは初めてなので感激です。

スポンサーリンク

チケット売買ならチケットキャンプ|オークションより安く確実にライブチケットをゲット!

なぜSU-METALなのか?

SU-METALを一目見た瞬間に、これはフィギアにするといい作品が作れそうだと直感的に感じました。美少女というだけでなく、人を惹きつける何かが彼女にはあります。BABYMETALが世界で騒がれている事と無関係ではないと思います。

しかし、今までは3DCGで実在の人物をモデリングするのはほとんど不可能でした。特に我々素人ではそうです。ところが、Faceshop8というソフトが登場して状況が変わりました。

Faceshop8は正面の顔写真があれば、簡単に3DCGフィギアの顔を自動的に生成してくれます。従来も似たような機能のソフトを試してはみましたが実用にはなりませんでした。

今回は果たしてどうでしょうか? 期待が膨らみます。

とりあえずやってみた

SU-METALの顔写真で最も適していると思われた以下の写真でFaceshop8フィギア化してみました。

f:id:otomono-blog:20150303175050j:plain

今回はより高精度の画質を得ようと思い、Faceshop8ではサポートしていない高解像度のビクトリア6をベースフィギアとして使いました。この結果として、輪郭をスプライン曲線でなぞるという面倒な作業が必要でしたが、かえって精度の高いフィギア化が可能になりました。ビクトリア6はこんな感じです。

f:id:otomono-blog:20150303215917j:plain

完璧な外人顔とボディーですが、これをベースにして顔写真から日本的な美少女顔を作ります。Faceshop8に顔写真を読み込んで顔の輪郭を描いたところです。写真とフィギアの両方をやりますが、割と適当でもフィギア化できてしまいます。

f:id:otomono-blog:20150303181341j:plain

この時は目の輪郭を大きめに取ってみました。フィギアの眉は写真に合わせて適当に描きます。その結果として表示されたプレビュー画像が以下です。

f:id:otomono-blog:20150303215001j:plain

これはけっこういけそうだと思いました。レンダリングした結果が以下です。

f:id:otomono-blog:20150303220433j:plain

まだ似ていませんが、こんなに簡単に顔写真だけで実際に存在する人物の顔を立体化できるのは驚異です。

ちなみにフォトリアルなレンダリングが可能な物理レンダリングをLuxRenderという無料のソフトを使ってやってみました。時間は20時間くらいかかりました。

f:id:otomono-blog:20150303220524j:plain

さほど有意差はありませんね。前の画像だとレンダリング時間は3分で終わりました。これはアドバンストライトというのを使っているからです。これは擬似的にフォトリアルなレンダリングができると同時にレンダリング速度も同時に向上させている優れものです。

別の顔写真で試してみた

今度はSU-METALがよりリアルに見える写真を探してみました。以下です。

f:id:otomono-blog:20150303221010p:plain

これだと後でいろいろと修正が必要になりますが、前回よりリアルなフィギアになることを目指します。

同じようにFaceshop8で輪郭を指定しましたが、今回は目の輪郭を小さめにしました。最初のプレビュー画像が以下です。

f:id:otomono-blog:20150303221501j:plain

しまった!かえって似なくなってしまいました。原因は、リアルに近づけようとしたがために、フィギアのイメージが実物から遠ざかってしまいました。とにかくレンダリングしてみます。

f:id:otomono-blog:20150303221850j:plain

たしかに画像自体の画質はかなり良くなりましたが、まったくSU-METALには似ていません。全身のレンダリングもやってみます。

f:id:otomono-blog:20150303222056j:plain

やはり似ていません。肌や服やバックの壁などの質感はなかなかのものになったので、リアルさに関してはある程度目標に近づけたと思います。

まとめ

SU-METALにはさすがに似せることはできませんでした。しかし、可能性は十分に感じていますので、これからもチャレンジしたいと思います。今回使用したソフトとコンテンツは全てDAZ3Dというアメリカの企業が提供しているものです。

3DCGに興味を持たれた方は以下のリンクからDAZ3Dのサイトを訪れて眺めてみてください。すべてが英語ですので、英語が苦手な方にはあまりお奨めできませんが、慣れれば割と簡単です。


DAZ 3D | Free 3D software and content

 

ググれば多くの日本語のブログから情報が提供されているので、そちらから先に読んでみるのも良いかもしれません。

 

ではでは、ガーディアン